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少し前に、実家からホーム精米機が届きました。
5月の連休に帰省した折、
「オットさん、欲しいものある?」by私の母(おそらくオット7月が誕生日ゆえ)
「う~~ん、う~~ん、」
「え?欲しいもの?あるあるある!l
精米機でしょ、鉄鍋でしょ、土鍋と陶器の湯たんぽと・・・味噌付けるかめとか~、マコのお弁当用曲げわっぱとか~」by私
・・・・・・・
「あんたに聞いてないでしょ。」
ハイ!そうでした~。
そして、物欲の塊だね・・・。(すべて家族の健康になんとなく結びついてるとは思うけど)
そうして、しばらく忘れていたら、
なんと!実家からホーム精米機が届きました!
父の友人のお古ですが、いえいえ!まだまだ使えます。
そして、念願の父のコメを玄米で送ってもらうことが出来るようになりました。
玄米は息子の消化が追いつかないみたいなので、7分付きに。分付米にして保存すると酸化しやすいと聞いたので、食べるたびにつくことに。
おいし~~♪
そして、米糠もゲット!
最近では、さらしに入れてゴムで縛って、お風呂でごしごし。米糠石けんしております。
知ってた?もともとの米糠石けんて、石けんに米が入ってるんじゃなくて、
米糠だけ。米糠の天然の洗浄成分「サポニン」が皮脂のよごれを落としてくるんですって。
ちなみに、息子のアレルギーがきっかけで始めた湯シャン。既に2年半。続いて私も1年ほど。
枝毛、なくなりましてん~~。で、時々、パックスのシャンプーを使っていますが、この米糠でもいいんちゃうん??
と試してみたら、あらしっとり~~。しっとり感は超お気に入り♪
でも、なんだかぬか臭い
素敵女子?にはぬか臭さは…と髪には使うのをためらってしまっています。。。
話は戻り、
父の米は除草剤1回の人間合鴨農法の超減農薬。昔は数年前まではハザかけをしていたけれど、病状が進行して、機会に頼らざる得なくなりつつある。それでも、除草剤は控えて、こどものためにと作ってくれるお米のなんと美味しいことか!私、父の米ならおかずなしでお代わりしちゃいます。
それが、、、今年10月に帰省したら「今年は稗の間引きが早い時期に出来なかったから、来年は2回つかおうかな~」とボソリ。
ぎゃ!!やめておくんなせぇ!
そりゃ、父さんの身体が一番大事だよ。無理しすぎはいかんよ。でも
そんな除草剤まみれの米を食べるくらいなら、買うよ~!→なんて言わないが、
除草剤を2回使っても、しんどさはあまり変わらないのかも。。。なら、いっそのこと作るのやめちゃった方がいいのか?
とうっすら考えました。
そして、私にできること=こまめに帰省してお手伝い。
って、そんな帰れるのか~???1回帰るのに片道5時間。往復4万円。。。
考えても今は結果が出ないので、
今年できることしてきましたよ。
背の高さほどある稲田に入って、稗を見つけて鎌で刈り取る。10月やったので、鎌を当てながら、稗の種がポロポロと地面に落ちる音が聞こえる。(やめて~~、おちないでぇ~~)
分け入りわけいり、田に入り、稗を見つけたら、根元を探し、腰をかがめて鎌で刈り取る。
そんな地道な作業を2日間、おそらく6時間。田の1/4も終わりませんでした。けれど、まぁ頑張ったって気持だけ。
滞在中は、他にもエゴマの収穫や、茶畑の草刈りや、やることたくさん+3歳児+体が思うように動かない父+運動不足の私
父の大変さがやっと分かってきました。今までこんな大変な作業ず~っと一人でしてたんやね。(いや、最近は弟もそりゃできるだけ帰ってくれてるのだが)
若いころは私「父さんが山口に帰って農業を始め、借金を作り、母が私たちの学費や生活費を稼いで…父、何しとんねん!『農地が狭いのが日本の農業の特徴。それをすべての農家が手放したら日本の農業が、いや、日本がだめになる!』て口だけかっこいいこというても、一家を養えんかったら意味ないじゃん!」て思っていたけれど、なんておこがましかったんでしょう。
父のような人がいてくれるおかげで、安心して食べることが出来るんやわ。そして、子をもつ今となっては、こどもに安全なものを食べさせたいし、できることなら自然豊かな地球を引きついていきたいと強く思います。
父さん、今まで生意気なことばっかり言ってて、ごめんなさい。
美味しいお米と安全な野菜(これは母やな)、それが出来る土地を維持していてくれてありがとう。
無理はしないでね。でも、できるだけ続けてね。
オットが、今では息子が「長男、跡取りだから~」と言われるような実家でないならば、今すぐ帰省していろんなことを習いたい。限界集落だけど、父が生きてる限り、あの地域は活きていると思うから。
あ、もちろんオット側の実家にもとーってもお世話になってます。
先人たちの知恵と教えを少しでも受け継いでゆけたらいいな。
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