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まずは子どもを幸せにしよう。 幸せに生きるための方法を学ぶ

先月、きのくに子どもの村学園 学園長・堀さんのお話
「まずは子どもを幸せにしよう。すべてはその後に続く」
kinokuni.jpg
を聞きに行きました。

面白かったです。
色々な学びがあったけど・・・
日常に活かせる小さなことは
好きなこと・関心のあることを突き詰めていけばいい。そこから広がるだろう。と思っていたのも、ひとまずよし!
日常生活の中に多くの学びがあるって思っているのも、間違ってなかったな。
大量のどんぐりを一緒に数えてみようかな。と思いました(笑)

うんうん、と思って聞きながら、オットと意見が合えば、小学校から寮生活もいいのかもしれない!と思いました。
いや、第一に、財務省的に、そして、親の私たちが息子と離れるのがさみしいな、と感じて難しいんだろうけど。

さて、どんな学校かと言えば、自由な学校です。
きのくに子どもの村学園
かつやま子どもの村小学校中学校
その他姉妹校など
今の日本の学校教育の中で、法人として認められているこんな素敵な小学校があったのね。
基本方針は(ホームページより)
■自己決定の原則
子どもがいろいろなことを決めます。
学習計画や行事の立案が子どもと大人の話し合いで決まります。自分の入るクラスが選べます。クラスミーティング、寮のミーティング、そして全校集会など、話し合いのとても多い学校です。

■個性化の原則
一人ひとりの違いや興味が大事にされます。
個性や個人差を尊重します。年齢が同じだからといって、同じことを同じ方法で、同じペースで、同じ答えに向かって学習するのではありません。ひろい範囲のさまざまな学習や活動が選べます。

■体験学習の原則
直接体験や実際生活が学習の中心になっています。
本やドリルの勉強よりも、実際に作ったり調べたりする活動が重視され、「プロジェクト」と呼ばれて時間割の半分を占めています。クラスはプロジェクトのテーマによってつくられ、子どもは好きなところを選んで所属します。

一般的な教科学習の時間がありません。子どもたちの「したい!」自主性から活動が生まれます。
例えば、芝生の坂で滑るのはやめた方がよいと意見が出たらミーティングで(ここから先全てがミーティングで決定)。
禁止にするのか?でもみんな滑るの好きだよね~~。
あ!他の場所に滑り台作るのは?と話しあい
どこにどんな滑り台をつくるか
傾斜や木の打ち方から、どの木材が安くて、どれだけ必要かなどには数学・地学の学びが生まれるし、
木材について知るために、日本や世界の林業や貿易について学べるし、
何より、自分達がしたいことだから楽しい。
そして、調べなければ(学ばなければ)、、、作れない!
実際の工事では
小さいから危ないと避けるではなく、どうしたら小さい子も使えるのか
自分で作るから自信にもなり、
教え合う、支え合う協力が生まれてくる。
出来上がった滑り台を滑り降りる子どもたちの笑顔の素敵なこと!!

他にも、家づくりや、カフェや、地域の歴史探検や面白そうな活動がいっぱいでした。
そして、これだけ自由に活動させて、学びにつなげる教員たちの幅の広さいかほどに?!
子どもも、大人もやりがいありそうだな~~。と楽しく聞きました。
全ての根底にあるのは「まずは子どもを幸せにしよう。」
こんな学校ができたのは「知識の押しつけで子どもは学ぶことを楽しいと感じているのか?」という疑問からだったようです。
素敵な学校があったんだな~~と。

なかなか日程が難しい中、聞きに行かせてくれた夫に感謝。
(本当は家族で行きたく、誘ってみたがベクトルが違い過ぎた…)
子どもの村学園を教えてくれた、のぶちゃんに感謝。
(彼女とはデンマークで知り合って…帰国してから教員だったことを知り、しかも彼女は子どもの村学園に勤めていたと最近知った。)

学校ではないけれど、家を作る繋がりで・・・
私の好きなご家族 トキさん一家。「きらきらひかる」
(お会いしたのはトキさんにだけど、お子さんたちの様子がそりゃ素敵で)
お子さんたちがそれぞれ、自分で家を作っているのだけど、
まさに、全ての学びが入ってる?!
私は”おんどる”に感激しました。


そうして、ふと最近facebookで流れていたフィンランドの教育について思いだしました。
finEdu.jpg
その時は、宿題がないって話題になっていたけれど
私は
「子どもの幸せのための教育」ってところにズキュン。
フィンランドは2020年をめどに教科の垣根をなくし、テーマ学習を中心としていくようです。
いろいろな教育手法はあるだろうけれど

本来教育とは、(他者と共に)幸せに生きる方法を学ぶものかもしれない。


オマケ
お話会の後、バス停から駅まで一緒に歩いた方は名古屋市の児童養護施設にお勤めの方でした。
共通するのは「寮生活」
でも、自分の知っている子どもたちのいる世界とは大きく違う、と。

幸せになって欲しい。
そう思われて、みんなきっと生まれてきている。

自分の子にも幸せになるすべを身につけて欲しいけど
どの子にも、そんな環境があるといいよね。
そして、私がいいと思った環境が、本当に子どもに良いか分からんのですけどね。

最近教育関係者の方々にお会いする機会があったので、思い出して書いてみました。



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Comment

  • 2017/01/22 (Sun) 22:17
    Furutantan #- - URL
    鍵コメントさんへ

    羨ましいです。素敵な学校にご通学ですね。
    我がやは、経済的な理由と子離れで来ていないので…難しかもしれません。
    が、私もいつか見学に行きたいです。きっと学習や子育てのヒントがたくさんあるでしょうね。

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